ポスト・ハードコア ローファイ・ミュージック サンディエゴ

つづき

 帰宅後、PITCH FORK, DRIVE LIKE JEHUとTRUMANS WATER, SOUL JUNKを聴き比べた。共通する部分があるような、全然ないような気もする。どちらも共にサンディエゴ出身で活動時期もさほど変わらないと知り、両者の関係が気になった。

 地元の先輩BATTALION of SAINTSに敬意を表す元PITCH FORKの二人。曲は良いしMarc Rudeのカバーアートも最高だ!  

 It's Gonna Blow: San Diego's Music Underground

 
 TRUMANS WATER、個人的にはノイズ・前衛音楽・Lo-fi寄りの国際的知名度の高い職業的インディー・バンドの印象が強い。あるインタビュー*1では、ペイヴメントとの違いを語り、ミンガスやエリントン、ウータンやデル、サンシティガールズ等をお気に入りに挙げるのだが、同郷のバンドには言及していない。一方で動画に登場する他のバンドの多くは、主に地元のhardcore/post hardcore sceneに属していて政治的でD.I.Y.な活動を旨としているように思える。はたして同時に語られるほど近い距離にいたのか。調べるとTRUMANS WATERは93年にR.F.T.C.やFUGAZI等と共演*2している。また、サンディエゴの音楽状況を説明する際に、多少の畑違いを認めながらDRIVE LIKE JEHU, TRUMANS WATER, THREE MILE PILOT, GRAVITY RECORDSを並べて例に出すディスク・ガイド*3も存在する。

 John Reis' pre-Pitchfork hardcore band, shot somewhere around 1986. だそうです

  ジョン・レイスを媒介にして上述したバンドの枠組みを整理すると、単に「ポスト・ハードコア」の一言で終わるような気がしてきた。それぞれの位置関係を断絶として捉えるよりも、パンク・ロックの連続性の視点から検討すべきなのもしれない、と思った。何を言っているか自分でも分からない。

 

おわり

 

反省1:ドキュメンタリーを見ていない 

反省2:最終的には日本の受容状況を確認したかった? 

ディスクユニオンの商品情報では「サンディエゴの90'sハードコアシーンに焦点をあてたドキュメンタリー」と説明されていて、タイトルの由来の一つでもあるトルーマンズウォーターの(曲の歌詞)名は伏せられている 日本盤CDのライナーノーツ執筆者は、トルーマン~が佐々木敦、ドライブ~は大鷹俊一、ロケット~の1stがスナッフィースマイルの人  

反省3:SWING KIDS

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