顔を歪ませて caP'n Jazz『Analphabetapolothology』CDを聴く。93年にこの音楽性は大したものだ、偉そうに歌詞を確かめるも残念ながら難解だった。バック・インレイの Ben Weasel による揶揄(か罵倒なのか分からないけれど)*1に、彼らも一応はパンクの住人と看做されていたのだと逆に気付かされる。ハードコア/エモ/インディーの関係性(と受容)が学べる、血で血を洗うような年表もしくは『Fucked Up + Photocopied』の続きみたいなものを読んでみたい。*2
チャールズ・R・クロス『HEAVIER THAN HEAVEN カート・コバーン・バイオグラフィー』(ロッキング・オン)においても、カート・コバーンは運動部出身者や保守的な白人貧困層(自分と同じという意味で言っていると思われる)の思想、容姿についてかなり辛辣な意見を述べている。カート本人は野球、アメフト、陸上やレスリングまでやっている。(割と人気者だったらしい。マット・ルーキン(元メルヴィンズ、マッドハニー)とは少年野球団で出会う)嫌々習わされていたとしても、12才で草と酒を経験して、はたちの頃はビールの代わりにLSDを嗜むような人ではある。